競艇のレースは、複数のグレードがあります。6段階のグレードは何が異なるかというと、レースに出場している選手のレベルが異なります。
選手は実力によって参加権が異なるので、どのようなグレードのレースがあるか知っておくと、競艇をより楽しめます。
競艇には6段階のレースグレードあり
以下は、レースのグレードを低い順から示しています。
- 一般戦
- G3
- G2
- G1
- PG1
- SG
特に、グレードが高い、「PG1」「SG」に関しては、規則性がなくどのようなレースなのか混乱する人も多いです。まずは、「PG1」「SG」についてご紹介します。
「SG」は最高レベル
「SG」は競艇の中で、最もグレードが高いレースです。
「SG」に出場できる選手は非常に限られています。レベルが最上級の選手のみが出場できます。具体的には、高レベルの選手は、「A1レーサー」と呼ばれています。出場する選手のレベルが高いので、レース内容も高レベルです。
「SG」グレードのレースは、複数の競艇場が順に担当します。「SG」レベルのレースは以下のようになっています。
- 鳳凰賞競走:ボートレースクラシック
- 日本モーターボート競走会会長杯争奪笹川賞競走:ボートレースオールスター
- 賞金王決定戦:ボートレースグランプリ
- グランドチャンピオン決定戦競走
- 総理大臣杯争奪モーターボート記念競走:ボートレースメモリアル
- 賞金王(グランプリ)シリーズ戦
- 「海の日」記念オーシャンカップ競走
- チャレンジカップ競走
- 国土交通大臣旗争奪 全日本選手権競走:ボートレースダービー
- また、「GRANDE5(グランデファイブ)」というのを聞いたことのある方もいるでしょう。「GRANDE5(グランデファイブ)」では、レーサーの上位3位にメダルを授与します。レースによっては、プラチナ、金、銀のメダルですが、通常は金、銀、銅のメダルを授与します。
高レベルのレースを制覇した最初のレーサーには、金インゴットが進呈されます。金インゴットは3億円相当であり、記念になるでしょう。
日本のレーサーも、3億円の記念品が授与される可能性が十分あります。
ちなみに、「GRANDE5(グランデファイブ)」に該当するのは、以下のレースです。 - 鳳凰賞競走
- 笹川賞競走
- モーターボート記念競走
- 全日本選手権競走
- 賞金王決定戦
「PG1」は「プレミアムグレード1」の略
「PG1」は「プレミアムグレード1」の略です。「PG1」はG1よりグレードが高くなっています。G1レースの中でも、さらに格上とされるレースが「PG1」です。
名前はG1の派生となっていますが、多くのファンが盛り上がりますし、レースレベルも高レベルなので、SG並みにグレードの高いレースです。
PG1に該当するレースをご紹介します。全国で舟券は購入できるので、チェックしてみると良いでしょう。
- マスターズチャンピオン:名人戦
- レディースチャンピオンシップ:女子王座決定戦
- ヤングダービー
- ボートレースバトルチャンピオントーナメント
- クィーンズクライマックス:賞金女王決定戦
一般戦も十分クオリティが高い
非常にグレードの高い競艇のレースをご紹介しましたが、一般戦も十分クオリティが高いです。もちろん参加する選手のレベルによって、レースの盛り上がりは変わってきますが、一般戦も十分盛り上がります。
一般戦には、最下位のレーサーが出場できるレースがあります。レベルがそれほど大きくないレースであっても、地元の選手が出場することで、レースが盛り上がるケースがあるのです。特に、年末年始、お盆は、地元選手メインのレースが開催されること多いです。
一般のレースでは、A1級の高レベルのレーサーであっても、平等な扱いになります。一般戦であっても、一味違った素晴らしい戦いとなることがあるのです。
また、レーサーがフライングをした場合、一定期間大会へ出場することができなくなります。ペナルティから復帰する場合、復帰初戦は一般戦へ出場するというルールがあります。
競艇のSGレースについて詳しく知ろう!
スペシャルグレードであるSGレースは非常に盛り上がります。競艇を思う存分楽しみたい方は、SGレースについて詳しく知っておくと良いでしょう。
SGレースは全6日間で開催されます。予選は、1~4日間、準優勝戦が5日目、優勝戦は6日目です。出場選手の選び方や賞金はレースによって異なります。それぞれのSGレースについてご紹介します。
ボートレースクラシック:鳳凰賞競走
ボートレースクラシックは、SGレースの1つであり、毎年3月下旬に開催されます。
ボートレースクラシックは高レベルな5大レースで「GRANDE5(グランデファイブ)」の初戦です。3900万円程度の優勝賞金となっており、賞金額も非常に高くなっています。
ボートレースオールスター:笹川賞競走
ボートレースオールスターは、毎年5月の最終週に開催されます。ボートレースオールスターは、「GRANDE5(グランデファイブ)」の1つです。
出場できるのはA1級のレベルの高い選手です。選手の選定はファンによる投票で行われるので、競艇ファンの間で非常に盛り上がります。優勝賞金は3900万円となっています。全国レベルの選手によるグレードの高いレースを楽しむことができます。
グランドチャンピオン:グランドチャンピオン決定戦競走
グランドチャンピオンは、毎年6月下旬に開催されます。選手は、SGでの成績上位者から選出されるので、高レベルな戦いが繰り広げられます。
優勝賞金は3300万円となっています。非常に高レベルのレースとなっています。
オーシャンカップ:「海の日」記念 オーシャンカップ競走
オーシャンカップはSGレースの1つで、7月の海の日を記念して誕生しました。優勝商魂は3300万円です。出場可能な選手は、G1、G2での成績上位者です。A1レーサーという縛りはないので、出場できる選手の幅は広いです。
ボートレースメモリアル:総理大臣杯争奪モーターボート記念競走
ボートレースメモリアルは8月開催されます。「GRANDE5(グランデファイブ)」の1つとなっています。賞金は3900万円です。
選手は、各競艇場の推薦で選ばれます。各支部のエース選手が熱い戦いを繰り広げます。
ボートレースダービー:国土交通大臣旗争奪全日本選手権競走
ボートレースダービーは、10月上旬〜11月上旬に開催されます。ボートレースダービーは、「GRANDE5(グランデファイブ)」の1つです。
優勝選手の賞金は3900万円です。さらに、優勝旗とダービージャケットが進呈されます。ボートレースダービーの初開催は1953年です。
チャレンジカップ:チャレンジカップ競走
チャレンジカップはSGレースの1つであり、11月下旬に開催されます。チャレンジカップに出場する選手は、獲得賞金上位者名のみです。チャレンジカップの優勝賞金は3300万円です。
出場選手の選定は、完全に実力制です。
グランプリシリーズ戦:賞金王シリーズ戦
賞金王シリーズ戦は、12月下旬に開催されます。ボートレースグランプリと並行して開催されます。
出場するのは、その年の賞金獲得ランキング19位〜66位までの選手です。優勝賞金は1700万円です。準優勝戦がないというのが特徴の1つです。順位決定戦は最終日に実施されます。
ボートレースグランプリ:賞金王決定戦
ボートレースグランプリは、12月下旬に、グランプリシリーズ戦と並行して開催されます。ボートレースグランプリは、「GRANDE5(グランデファイブ)」の最終戦です。競艇は非常に盛り上がります。優勝賞金は1億円と非常に高額です。
出場できるのは、その年の獲得賞金ランキング1位〜18位の選手です。賞金王になることがかかっており、非常に盛り上がります。
競艇のグレードを知るとより楽しめる
競艇には複数のグレードがあります。高レベルのレースは、「SGやPG1」ですが、一般戦であっても盛り上がるレースは多数あります。